症状

睡眠が少なくても活動が続けられる、人の意見をきかなくなる、
根拠のない自信に満ちあふれる、寂しさや不安が募る、
やる気が出ない、何事にも興味がわかない など

双極性障害(躁うつ病)とは？

双極性障害(躁うつ病)とはハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す状態のことです。うつ病と似ているため混同されがちですが症状も治療方法も異なる病気です。躁状態の時は本人に病気の自覚がないため、周囲の人も日頃の様子や気分の波を見守り、躁状態に気づくことが大切です。

主な症状

躁状態：
睡眠が少なくても活動が続けられる、人の意見をきかなくなる、根拠のない自信に満ちあふれる など

うつ状態：
寂しさや不安が募る、やる気が出ない、好きだったことに興味がもてない、反応が遅い、落ち着かない など

治療方法

双極性障害の治療の基本になるのが、「気分安定薬」「抗精神病薬」による薬物療法です。気分安定薬には、乱れた気分を安定させる作用があり、そのため躁状態にもうつ状態にも有効です。抗精神病薬は重い躁状態で威力を発揮します。

薬物療法と並んで大切な治療法が精神療法で、その代表が「認知行動療法」です。物事の捉え方（認知）と問題になっている行動を見つめ直し、自分の陥りやすい思考や感情パターンに気づいて、うまく心をコントロールできるようにしていく治療法です。